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学術講演会が開催されました

平成21年1月16日(金) 7:30PM 本会大会議室において、
学術講演会が開催されました。

(1) 「ビスフォスフォネート系薬剤による顎骨壊死」について
九州歯科大学 口腔顎顔面外科学講座 病態制御学分野 助教授
 國領真也先生

近年、BP系製剤の副作用のひとつとして顎骨壊死が報告され、注意
が喚起されています。しかし、BP製剤がなぜ顎骨壊死を起こすのか
についての科学的な解明がなされていません。臨床において、医科
のガイドラインと歯科のガイドラインに違いが有り戸惑っているの
が現状です。先生にはBP製剤の使用における現状と、これからに付
いて詳しく解説をしていただきました。いずれにしても、BP抜与前、
抜与中の歯科的管理が重要です。

(2)  「口臭治療最前線」 について
九州歯科大学 健康増進学講座保健医療フロンティア科学 講師 
粟野秀慈先生
 
近年,全国的にも大学病院を中心に口臭外来の開設が相継ぎ,社会的
に口臭外来が少しずつ認知されつつある。
口臭は直接的な疾病ではなく,ある意味,生理的現象のひとつといえる。
しかしながら,なかには口腔疾患や全身的疾患が原因で,口臭が引き
起こされているケースも多い。また口臭を主訴として来院する患者の
大部分が,心理的な不安要因を抱えており,口臭患者に対しては、口
臭の診断、口臭の原因となっている原疾患の治療を含め,カウンセリ
ング等の専門的な対応が必要になる。
先生には臨床・研究内容を織り交ぜて,基本的な口臭に関する情報か
ら最新の知見まで,実際の口臭診断法および治療法をについて紹介し
て頂きました。

今回の二題の講演会は関心も高く、薬剤師会、衛生師会からの参加も
有り多数出席して頂きました。昨今受診率の低下が言われていますが、
この口臭外来を一つの受診のモチベーションにしていく大きなヒント
になったように感じます。



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