学術講演会が開催されました
平成21年10月16日小倉歯科医師会館大会議室において、学術
講演会が開催されました。
演題「インプラント治療への誘い」−より効果的なインプラントの
応用を目指して!−講師 小倉歯科医師会会員 上田 秀朗 先生
近年、インプラント治療の理論は確立し、種々の骨造成技術の開発
により適応範囲が広がり、予知性も向上し日常的な治療として広く
用いられるようになりました。
このインプラント治療の特徴として、今までブリッジや部分床義歯
による残存歯に余分な負担をかけることなく、欠損部の補綴を行う
ことが出来ることや、単独で咬合負担域を拡大できることが挙げら
れる。
これは結果的に残存歯の保護と、顎関節の負担軽減と、咬合の崩壊の
阻止に有効であることを示している。
しかしながら、その適応範囲の拡大とともに術式の選択肢が増える事
によって、不適切な診断や治療計画の不備、また技術的な問題など、
トラブルも多くなってきているという現状もある。
そこで今回は、インプラント治療の基本的な術式、包括的な歯科治療
におけるインプラントの位置づけ、さらに治療期間短縮の試みなど、
実際の症例をまじえて、講演して頂きました。
最先端のインプラント治療への関心が高く、小倉以外の地区からの参
加者も多く、大変有意義な講演会になりました。
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