労務管理講習会と税の説明会が開催されました。
1月20日(水)午後7時30分より小倉歯科医師会館において
北九州東労働基準監督署次長の労働基準監督官篠原京子様を講師
にお迎えし「改正労働基準法について」の演題で講習会を行いま
した。
平成22年4月1日から施工される改正労働基準法について改正点
等について教えて頂いたのですが、篠原監督官は定期的に歯科医院
で検診を受けているためか非常に歯切れの良い語り口で講演されま
した。
主な改正内容は「時間外労働の限度に関する基準」の見直し、法定
割増賃金率の引上げ、時間単位年休でした。月60時間を越える時
間外労働について割増賃金率が50%以上(現行25%)に引き上
げられています。ただし、我々歯科医院等の中小企業は当分の間、
適用が猶予されます。「時間外労働の限度に関する基準」が改正さ
れ限度時間を越える時間外労働を行う時に必要な「特別条件付き協定」
が変わり、法定割増賃金率を越える率、3割とか4割にするよう努
めるとなっています。監督署の調査で一番違反が多くみられるのが
「36協定」だそうです。1年毎、労使で協定を結び労働基準監督署
に一部提出、他の監督所の受付印がある一部を医院に置いておくよ
うにとのことでした。
続いて、「平成21年度分所得税青色申告決算等について」とい
う演題で嘱託税理士の堀健次郎様が講習を行いました。収支内訳書
付表、青色申告決算書付表の記載要領の説明があり、申告の結果税
金が増えた場合の納付の期限は3月15日、銀行の口座振替納税を
利用する場合は4月22日等の説明がありました。
両方の講習会とも不況のこの時期だからこそ意義のある講習会で
した。
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