平成24年9月14日（金曜日）午前7時半より小倉
歯科医師会館にて「医療管理講習会」が行われ
ました。3連休前日とはいえ、たくさんの先生
方が出席されていました。まずは荒牧会長より
挨拶があり、次に担当理事である医療管理担当
の中富副会長より講師の紹介と挨拶があり、今
回の講演演目「医療事故医事粉争防止について」
という演題でしたが、まずは福岡県歯科医師会
医療管理部副部長である福田先生より医療事故
を起こした際の対応について講演をしていただ
きました。誰にでも起こりうる医療事故に関し
ては慌てず、しっかりとした対応をしていただ
きたいとの事で、県歯科医師会では全国でも珍
しく賠償責任保険に強制加入しているという事
や県の部会では常にバックアップ体制が整って
おり、対応の仕方の助言や報告書の書き方やそ
の後の対応など常に対応しているので安心して
もらいたい皆や最近では保険に加入しておらず
高額の賠償が発生していることなどを踏まえて、
まずは「冷静に」そしてすぐに行動しないで「
歯科医師会と顧問弁護士と相談しながら誠実に
対応させていただきます」という対応をしてい
ただきたいなどとても有意義な情報を講演して
いただきました。その後、県歯科医師会嘱託弁
護士である酒井辰馬先生より、賠償に関する細
かい分類やその額についてお話があり、それを
踏まえてのケーススタディーを4例ほどお話を
いただきました。ケースによって神経症状のみ
では7万円ほどの賠償責任から薬物による投与
ミスでの植物人間かでは2億円を越える賠償ケー
スまで詳しく説明していただきました。歯科に
おける医療事故は故意に起こる事は希ですが、
起こらないとは限らないもので、歯科医師会の
バックアップはもちろん先生型の注意喚起、意
識向上の上でも大変有意義な講演会でした。