学術講演会。
平成27年2月20日金曜日午後7時30分より、
小倉歯科医師会館大会議室にて、学術講演会が行わ
れました。
開会は担当理事の中村貢治先生、荒牧会長の挨拶の後
宇部市開業の古野義之先生の講演が始まりました。
演題は「コンピュータガイデッドサージェリーその
変遷と臨床」です
古野先生は鹿児島大学歯学部を1997年に卒業後
インプラント学会等様々な学会に所属され、また小
倉、中国四国のスタディーグループにも参加され研
鑽を積み重ねられています
インプラント治療は40年以上の歴史が有り確立さ
れた治療に思われていた、ところが昨今インプラ
ント治療における安全性に対する批判がマスコミ
を主体として取り上げられる事が増えてきました。
インプラント治療の安全に対する危機感の無さ
現在のインプラント治療の大半が担当医の経験と
感によって行われている治療であると言わざるを
得ず、歯科用CTの普及に伴い事前診断が立体的に
行われることが推薦されるように成ってきては
いるがまだ不十分である。いまこそインプラント
治療の安全基準をさらに次のステップに進める時
期に来ていると思われる。そこで今、一つの安全
対策として「コンピューター支援型インプラント
手術」が注目されている
流れとしては歯科用CTで三次元データを採り、診断
インプラント体の選択、植立方向と深さを決定し、
それに基づきプラスチックテンプレートを作成
口腔内に装着しガイドホールに基づきドリリングと
誰でも同じように安全な治療が行えるよう考えられ
ているようです
その後具体的に色々な症例について考え方や注意点
を報告されさまざまな症例に応用が出来ることが分
かりました。
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