学術講演会。
3月19日(木)午後7時30分より小倉歯科医師会館大ホールに
て、在宅歯科医療推進に係る拠点連携推進整備事業研修会が行われ
ました。
済生会八幡総合病院 病院歯科医長 尾崎由衛 先生より「摂食
嚥下障害への対応〜安全な食事を提供するために〜」という演題で
講演していただいきました。
高齢者の日常生活の楽しみの中には、食べること話すことなど口
腔機能に関わることも多いのですが、在宅歯科医療を必要とされて
いる高齢者の方ではその中の食事が困難になってしまう口腔機能の
低下や摂食嚥下障害の方も多くおられます。
訴えることのできない方の場合周りが気づくことが大切です。摂
食嚥下障害に対して摂食嚥下リハビリテーションを行うのですが、
まずは診査により摂食嚥下の中でもどこが困難なのか、何が原因な
のか把握することが大切です。その後、食環境指導、食内容指導、
摂食機能訓練をチームで取り組む必要があります。
今回の講演では、現状を評価し把握することに関することを中心
にお話していただきましたミニサラダを使った摂食嚥下障害体験も
あり大変興味深い講演でした。いろんな職種の方が多く参加して熱
心に聞き入っていました。
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