医療管理講習会が行われました。
12月12日(月)19時30 分より小倉歯科医師会館大会議室において、医療安全講習会が開催された。
榎本道典会長の挨拶に続いて野田大三県歯医療安全対策部長と、県歯の嘱託弁護士の有岡利夫先生による講演が行われた。
まず始めに、保険診療は準委任契約なので完治せずとも治療費を請求できるが、インプラントや矯正、審美歯科治療は請負契約であるため結果に責任が生じると説明した。県下での医事紛争事故は、治療に対する不満と神経障害が多く、神経障害に関しては、県歯のホームページより神経障害症例用紹介状をダウンロードして連携大学病院に紹介できる体制を整えている事を説明した。
日常の臨床における注意点として、初診時には主訴のみ対応する、カルテは10年保存が望ましい、前医の批判をしない、必要に応じて転医を促す、職務範囲を遵守する、不用意な発言を控える事などを挙げた。
また、事故発生から20日以内に各郡市区の医療事故処理協力委員に連絡を取るよう促した。
最後に外国人や、有病者などの患者の事案を紹介して講演を終了した。
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